<p>指針・要領に込められた思いがよくわかる。
</p> <p>子どもたちを取り巻く社会や世界の情勢が急速なスピードで変化する時代になりました。
<br /> この激動ともいえる時代で、私たちは子どもたちを育てています。
この子たちの未来は大丈夫なのか、もっと時代に即した育ちが必要なんではないか、そう考えた欧米を中心とした国々は、国家戦略として子どもたちの幼児教育を考えました。
<br /> 今回の「保育所保育指針」「幼稚園教育要領」「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」の改定は、世界のそのような動きに呼応するものです。
<br /> 本書は、「指針」と「教育・保育要領」の改定にかかわった汐見稔幸先生が、それらに込めた思いを、わかりやすく解説したエッセイです。
<br /> まず、対応が迫られている「環境・社会の変化」とはどのようなものかから説き始めます。
それはすなわち世界が保育・幼児教育に投資する背景でもあるからです。
<br /> そして日本の現状はどうなっているかを伝え、それを踏まえて、3つの指針・要領がどう改定されたのかをくわしく説明します。
<br /> わかりにくい箇所は、イラストを多用して、できるだけやさしく解説します。
読めば「なるほど、今回の改定の意味はこういうことだったのか!」と納得できる作りとなっています。
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